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地震感知器

地震感知器

設定加速度(ガル)以上の地震動(P波あるいはS波)を感知すると自動的に作動し 電気回路をONするもので、エレベータ、一般機器業務用設備などの制御回路と組み合わせて地震時自動的に作動させ、機器の運転停止・警報などの制御をする装置です。
累計出荷台数100000台突破
  地震感知器

特長

  • マイコンによる地震判定で誤動作が少ない
  • 内蔵電池で停電時も対応
  • リセット及び動作確認は、接点信号により遠隔操作が可能
  • 設定加速度を任意の3段階に設定可能
 

動作原理

本製品は加速度センサ部に自社製3軸静電容量加速度センサを使用し、この他マイクロプロセッサ部・出力部・電源部・表示部・操作スイッチ部にて構成されます。 加速度センサから送られた信号はマイクロプロセッサに取り込まれ、地震周波数帯域に制限するフィルタを経由し、予め設定された検知レベルとの比較を行い、 リレー接点を駆動します。
 
特長
  • P波感知、S波感知タイプ
  • P&S波同時感知タイプ
    新製品(特許出願中)
 
特長
  • P波感知防水タイプ

エレベータ設備への利用

エレベータの制御回路と連動し、地震発生時の利用者の安全を確保

地震発生時、当装置にていちはやく来るP波(初期微動)を感知します。センサからの制御信号により走行中の場合はエレベータを最寄の階に停止し、 そしてS波(本震)が到達する前にエレベータ内の乗客を避難させます。その後感知したS波の揺れによりあらかじめ装置に設定した加速度(震度)により、 運転休止を継続(設定した時間)もしくは解除する事が出来ます。この動作により地震後のエレベータの利用による二次災害を防止出来ます。 国交省により、新設エレベータにて、このような検知動作システムの取り付けは義務付け、既存のものに関しても指導が強化されています。
  エレベータ設備への利用
  S波用 P波用 PS波用
作動方式 電子(静電容量)式 電子(静電容量)式 電子(静電容量)式
構造 (1)外形寸法 150(W)×200(H)×60(D) 150(W)×200(H)×60(D) 150(W)×200(H)×60(D)
(2)重量 約0.8kg 約0.8kg 約0.8kg
(3)外装色 白色 白色 白色
(4)取 付 屋内設置、堅固な柱または壁面および床面取付 屋内設置、堅固な柱または壁面および床面取付 屋内設置、堅固な柱または壁面および床面取付
(5)取付ネジ M8-4個 M8-4個 M8-4個
(6)取付ピッチ 130(W)×130(H) 130(W)×130(H) 130(W)×130(H)
(7)電気配線接続端子 14P-M3.5 10P-M3.5 14P-M3.5
(8)電気配線接続口径 18φ 18φ 18φ
機能 (1)検出方向 水平全方向 垂直方向 「特低」垂直方向
「低」「高」水平全方向
(2)動作表示
(発光ダイオード)
電源表示…緑 電源表示…緑 電源表示…緑
故障表示…オレンジ 故障表示…オレンジ 故障表示…オレンジ
特低表示…赤 作動表示…赤 特低表示…赤
低表示…赤   低表示…赤
高表示…赤   高表示…赤
(3)リセット方法 手動および遠隔操作 自動復帰
(作動後45秒出力保持)
作動時間は任意に設定可
手動および遠隔操作
自動復帰
作動時間は任意に設定可
(4)作動点検 手動および遠隔操作 手動および遠隔操作
※防水タイプは遠隔不可
手動および遠隔操作
振動特性 (1)設定加速度 20~400galの範囲で任意の3点 2.5gal / 5 5gal / 10 「特低」2.5~10gal の範囲で1点
「低・高」20~400gal の範囲で2点
(2)周波数特性 1~5Hzの範囲でフラット特性
5Hzを越える範囲では感度は下降特性
1~5Hzの範囲でフラット特性
5Hzを越える範囲では感度は下降特性
1~5Hzの範囲でフラット特性
5Hzを越える範囲では感度は下降特性
電気特性 (1)供給電源 AC100V
DC24V
AC100V
DC24V
AC100V
DC24V
(2)検出接点 1a×3 1a 1a×3
(3)接点容量 DC110V0.3A/AC125V0.5A DC110V0.3A/AC125V0.5A DC110V0.3A/AC125V0.5A
(4)接点材質 金合金 金合金 金合金
(5)絶縁抵抗 DC500V100MΩ以上
※AC100V仕様
DC500V100MΩ以上
※AC100V仕様
DC500V100MΩ以上
※AC100V仕様
(6)絶縁耐力 AC1000V1分間
※AC100V仕様
AC1000V1分間
※AC100V仕様
AC1000V1分間
※AC100V仕様
周囲温度   -10℃~50℃ -10℃~50℃ -10℃~50℃
周囲湿度   95%以下 95%以下 95%以下

詳細仕様(PDF)

取扱説明書(PDF)

【汎用型地震感知器】

 

     ●従来タイプ(型式に2が入っていないもの)

 

   ・P波

   ・S波

   ・PS波

  

   ●改良タイプ(型式に2が入っているもの)

 

   ・P波,S波,PS波共通  

地震感知器カタログ(PDF)

 

※カスタム型の地震感知器の取扱説明書については、
 製品引渡しルート以外での開示はしておりませんので、
 ご了承願います。

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価格

各種設定、仕様により異なりますので、詳細はお問い合せください。

長周期地震感知器(長尺物振れ感知器)

超高層ビル・タワー(エレベータ)等向けの長周期地震感知器(長尺物振れ感知器)を開発しました。
※長周期地震とは。。(ウィキリンク)
長周期地震感知器(長尺物振れ感知器)
長周期地震感知器に関するお問い合せはこちらよりお願い致します。
東京営業部 TEL:03-3459-6868

地震の説明

用語解説

P波、S波
地震波の縦波は、地震波の中で最も速く伝わることからラテン語で「最初の」という意味を表す "primae"(英語の"primary"の語源)の頭文字をとって、P波と呼ばれています。
また、横波はP波の次に速く伝わることから、ラテン語で「2番目の」という意味の "secundae"(英語の"secondary"の語源)の頭文字をとってS波と呼ばれています。
地震が起きたとき、地震波のS波(横波)とP波(縦波)は同時に発生しますが、P波はS波より約1.7倍速く伝わります。(地殻を伝わっている場合)、一般的に本震より数秒前にくるのがP波、そしてS波(本震)です。
地震の強さ
震度階級 震度 参考加速度(※) 人間 屋内・屋外の状況
0 (0.8 gal 以下) 人は揺れを感じない。  
1 (0.8~2.5 gal) 屋内にいる人の一部が、 わずかな揺れを感じる。  
2 (2.5~8 gal) 屋内にいる人の多くが、 揺れを感じる。 電灯などの釣り下げ物が、わずかに揺れる。
3 (8~25 gal) 屋内にいる人のほとんどが揺れを感じる。 恐怖感を覚える人もいる。 棚にある食器類が音を立てることがある。
電線が少し揺れる。
4 (25~80 gal ) かなりの恐怖感があり、一部の人は、身の安全を図ろうとする。眠っている人のほとんどが、目を覚ます。 釣り下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音を立てる。
電線が大きく揺れる。歩いている人も揺れを感じる。
5(弱) (80~250 gal) 多くの人が身の安全を図ろうとする。
一部の人は、行動に支障を感じる。
釣り下げ物は激しく揺れ、棚の食器類、書棚の本が落ちることがある。
5(強) 非常な恐怖を感じる。多くの人が、行動に支障を感じる。 棚にある食器類、書棚の本の多くが落ちる。
自転車の運転は困難となる。
6(弱) (250~400 gal) 立っていることが困難になる。 固定していない重い家具の多くが移動、転倒する。
6(強) 立っていることができず、はわないと 動くことができない。 固定していない重い家具のほとんどが移動、転倒する。
7 (400 gal以上) 揺れにほんろうされ、自分の意志で 行動できない。 ほとんどの家具が大きく移動し、飛ぶのもある。
ほとんどの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損、 落下する。補強されているブロック塀も破損する ものがある。
出典:気象庁
※河角博士の式により算定 (1gal=1cm/sec2
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