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概要

NaigaiNenshi

第4章:新時代への挑戦[1983-2013]4され、特に31(昭和6)年夏の第17回全国高等学校野球選手権大会(甲子園)に嘉義農林學校が初参加し準優勝に輝く偉業を達成して以来、野球熱が高まった。当社としても、中華民國棒球関係との関わりに注力し、現在まで30年以上の歴史を刻んでいる。当時から、当社と関係の深い全日本軟式(準硬式)野球連盟が野球交流のため何度も台湾を訪問しており、当社社長の岡崎藤雄による野球市場の開拓・普及の指示に基づいて83(同58)年、中京大学と親交が深かった謝禎誌氏(当社台湾駐在員に委嘱)を交渉窓口として中華民國棒球協會に使用球の公認申請を行った。これに対し、12月12日付で「OK牌準硬式・軟式棒球」の公認証が発行交付された。93(平成5)年6月、「OK牌」から「内外牌」への名称変更手続きをし、2003(同15)年10月には、中華民國行政院教育部(日本の文部科学省に相当)の通達の下、棒球組織別の運営分担の指導があり、中華民國棒球協會管轄からその傘下であり、特に当社とは親密な関係である中華民國少年棒球聯盟が「中華民國學生棒球運動聯盟」と名称変更して、少年野球の普及・指導および運営をすることが決定した。行政院教育部の指導により、少年野球の全般的運営を任された中華民國學生棒球運動聯盟の廖敏雄會長をはじめとする主要役員との結び付きもより強固となり、04(同16/民歴93)年7台湾で生産しているダブルファーストベース月12日付で、中華民國學生棒球運動聯盟から「日本國内外橡膠株式会社取締役社長岡崎藤雄」宛に「内外牌軟式A・B・C號及準硬式H號棒球」の公認証が交付され、聯盟は関与する「國内全ての公式試合は内外ボールを指定球」として通達し、現在も徹底指導の下で使用されている。さらに、聯盟と当社が協議し少年野球普及のため、04(同16)年6月からは従来の各種大会の協賛に加え、新しく小・中学生を対象とした「内外盃縣・市選抜都市対抗少年野球大会」に協賛する。8月からは、兵庫県軟式野球連盟登録の少年野球チームとの交流試合が毎年、兵庫県と台湾の連盟合意の下で開催され、現在も継続され友好の輪が広がっている。台湾少年野球チームが来県した時は、社会教育の一環として当社のボール生産工場を見学し、軟式野球ボールの知識等も学んでいる。06(同18)年からは、関西地区大学準硬式野球連盟が台湾の大学チームと定期的に交流試合をすることになったが、これは中華民國學生棒球運動聯盟の尽力のたまものであり、当社と長年にわたって構築してきた特別な関係が大きく寄与していることも事実である。台湾市場の販売流通に関しては、美津和タイガー株式会社貿易部担当の田中英三氏が株式会社クレストを起業し、引き続き販売窓口として長年当社のボール拡販と販促に協力していただいたが、同社が廃業したため、06(同18)年12月からは総代理店である南運體育用品股?有限公司(卓永崇董事長)と直接取引の口座を開設して、内外ボールの市場維持拡大に尽力いただいている。05(同17/民歴94)年10月26日には、學生棒球運動聯盟、南運體育用品股?有限公司と共に約30数年にわたって中華民國内の少年野球普及振興に貢献した功績が認められ、行政院教育部から「94年度教育部推展學校體育績優團體及個人93