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概要

NaigaiNenshi

創業100周年によせて元常務取締役藤本敬夫1913(大正2)年7月1日、内外護謨合資会社が神戸に設立されてから今年で創業100周年を迎えます。創業100周年の歴史を顧みますと、厳しい環境に翻弄される時代にも、先人達の英知とお客様の暖かいご支援により苦難を乗り越えてきました。歴史の変遷の中で特筆すべき事柄は、1972(昭和47)年に「経営革新」を断行したことです。企業の寿命は「30年周期」と経営の世界では言われております。内外ゴムも創業60周年(1973年)を目前にして不況の煽りを受け、住友ゴム工業㈱と資本提携(35%)を結び、自動車タイヤ用チューブの生産業務を受託し、新役員を受け入れ、経営体制を一新したことで経営基盤は強化され、会社の財務体質も大きく改善しました。岡崎藤雄会長の「会社の歴史」を重んずる強い思いが「経営改革」を決断し、内外ゴムの今日があります。自動車タイヤ用チューブの生産受託後は業績も飛躍的に伸び、1983(昭和58)年には『創業70周年記念誌』を発刊しました。その後、創業100周年に至る30年間は、内外ゴムが「挑戦と行動改革」に取り組んだ時代でした。1989(平成元)年に㈱ナイガイサービスを再雇用制導入と物流業務の分離を目的に設立、IT時代に対応しコンピューターの導入を行い、情報室を設け業務の効率化を推進しました。お客様の要求に応えていくため、フィリピンのベストラバー社と履物およびフロートの生産委託を締結し、現地生産工場を立ち上げ、祝杯をあげた忘れられない思い出があります。2004(平成16)年には中国に、2007(平成19)年にはフィリピンに新会社を設立しました。それぞれの駐在員は現地従業員と協力し、多様化する生産に対応するよう工場を運営し経営の安定化に努めております。内外ゴムはこの30年間、時代の波に流されまいと必死に諸施策に取り組んで、ここに100周年を迎えることができました。歴史を振り返り、さらに100年先の環境条件に適応して未来を予測し行動していかねばなりません。若い社員の力を信じております。内外ゴム創業100周年を心より祝し、今後の発展を祈願いたします。