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概要

NaigaiNenshi

吸収し続けなければならない。技術開発部新商品開発室係長松村一豊そのためには新しい技術を初めて商品と呼べる。お客様の要求に百パーセント応えてこそ、角丸地震感知器はマーケットでリーダーシップを取れていますが、工業用品やスポーツ用品、フットウェアーは他社との競争が厳しいのでは。澤田既存製品でお客様が一番に求めるのは価格面です。営業としては、なぜこの価格なのかをきちんとお伝えすることが何よりも大切です。「こんな材料を使い、こんな高度な技術を使っているからこの価格なのです」と。それでお客様に理解していただくことが、満足度アップにつながると思いますね。田村野球ボールやソフトボールは規格が決まっていますから独自性は出しにくいですし、満足度といっても取り次ぎの代理店とエンドユーザーでは当然、求めるものが異なります。代理店については発注があればスピーディーに対応するのが一番大事なことですが、エンドユーザーとなると…。角丸確かにエンドユーザーのニーズはつかみづらい部分がありますね。田村はい。例えば、2006(平成18)年にキャッチボール用の「ゆうボール」を発売しましたが、新商品の開発だけでなく、小さな子どもたちに野球に興味を持ってもらえるようなイベントなどの仕掛けも考える必要がありますね。石田ものづくりの観点とは少し違うのですが、私はできるだけ多くのお客様に商品を知っていただくことを念頭に置いた営業を心掛けています。先日、10ケースの受注を頂き、翌日に出荷を控えていたところ、別のお客様からも同じ製品の注文が入りました。お断りしてもいいのですが、私は先客様に2ケースだけでも分けていただけないかと掛け合いました。1社に売ろうが、2社に売ろうが売り上げは変わりませんが、いろいろなお客様に渡ることで、それだけ追加注文を頂けるチャンスも広がると思います。これから目指していく道とは増井最後に、各部門の現状の課題も踏まえて、今後の目標を聞かせてください。岩田技術革新の歩みを止めてはいけないという思いが強いですね。私自身、新たな技術の吸収に取り組みながら、一方で技術課の2人の後輩に自分が習得してきたものをしっかりと伝えていきたいです。廣瀬新商品開発室としては、これからの内外ゴムを担う商品をどんどん生み出していかなければなりません。今、松村さんが手掛けているエアフェンスは将来性十分の商材だと思いますし、私も大いに刺激を受けています。140