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概要

NaigaiNenshi

ビーチサンダル独立気泡スポンジが生んだ世界初の夏のスタンダードアイテムアメリカの工業デザイナー、レイ・パスティン氏が考案し、当社の独立気泡スポンジの技術によって、1954(昭和29)年、世界初のビーチサンダル「ビーチウォーク」が誕生した。当時、日本の緒付き履物(下駄、草履)は左右が同じ形だったが、ビーチサンダルは左右の足形に沿った形状とした。さらに、ソールはフラットではなく、かかとの部分を2mmほど高くし、履きやすさ、歩きやすさを重視した。55(同30)年、アメリカへの輸出を開始。ハワイで1カ月に10万足が売れるなど、一大ブームを築く。同年には国内販売用として日本人向けに改良した「ブルーダイヤ」を発表した。製法やデザインは58年前の登場時から不変。ビーチサンダルのスタンダードとして今もなお親しまれ続けている。製品の歩み1948(昭和23)年アメリカの工業デザイナー、レイ・パスティン氏が初来日。日本の草履や下駄を見てビーチサンダルの原案を着想する1951(昭和26)年3代目技師長、生田庄太郎が独立気泡スポンジを発明1954(昭和29)年第1号の試作品が完成1955(昭和30)年商品名「ビーチウォーク」でアメリカへ輸出を開始日本人向けに改良し、商品名「ブルーダイヤ」として販売開始1990(平成2)年製造拠点をフィリピンに移す根強い人気を誇る“ツートンソール”ブルーダイヤのソールは1枚物のモノトーンソールのほかに、2枚重ねになったツートンソールもある。上層のソールはブラックと決まっており、商品名は「黒天コンビ」。モノトーンソールよりもしっかりとした履き心地が特徴で、指名買いする愛好家も多い。サーフィンのメッカ、湘南では下層のソールがすり減り、黒のソールが見えるまで履きつぶす人も珍しくないという。116