ブックタイトルNaigaiNenshi

ページ
112/204

このページは NaigaiNenshi の電子ブックに掲載されている112ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

NaigaiNenshi

民救命士の受講を修了した従業員は171人となり、全従業員の77%、工場従業員の88%になった。4防火活動ゴム製造業における火災は、大きな被害をもたらし、地域周辺に多大な影響を与える恐れがある。当社工場は東西南北を住宅等に囲まれ、山陽新幹線に隣接した状況にあり、防火活動による工場火災根絶は事業継続に関わる重要な課題だ。2004(平成16)年に「工場の防火対応・チェックシート」を作成、同年に第1回消防訓練を実施して以来、12(同24)年で14回を数えた。参加人数は延べ281人に上る。この訓練は明石市消防署の指導・評価を受けた実戦的な訓練で、通報・初期消火・避難誘導を基本に、屋外消火栓を使って放水訓練を実施している。05(同17)年7月8日に発生した工場火災(ソフトボール加硫作業場、一部損)の教訓を形骸化させないため、毎月8日を「防災の日」と定め、防火点検を実施している。同年8月から11(同23)年11月まで76回を数える。また、火元責任者をはじめ工場各部署の従業員の教育訓練を計画的に実施し、防火意識の向上に努めている。5交通安全活動安全運転管理者を中心に社有車および通勤用マイカーの安全運転励行を継続し、春・夏・秋・年末年始の月間キャンペーン、飲酒運転根絶運動など地元警察署と連携して交通事故ゼロを目指して取り組んでいる。明石本社工場の従業員の多くがマイカー通勤で、工場周辺の市道・県道・国道は明石市内でも事故多発地帯であるため、常に安全運転励行を呼び掛けている。2009(平成21)年には、ドライバー個々の運転操作の「クセ」を自らが把握するために安全運転診断を実施した。バスに搭載してある警察庁方式運転適正検査器を使って診断するものと、安全運転診断データシートに記載しコンピューター診断を行うもので、いずれも本人にフィードバックし、今後の安全運転に生かしていくようにしている。6労働安全衛生活動労働災害ゼロを目指し安全衛生活動に取り組んでおり、1995(平成7)年に無災害時間500万時間を達成した。この記録はまだ破られていない。2010(同22)年には無災害時間150万時間を突破した。これは、09(同21)年に導入したリスクアセスメントの活動により職場の“危険”を取り除き、労働災害発生を未然に防止することができた。年度初めの中央安全衛生委員会において年度方針、実施事項、目標を設定し、毎月の委員会で目標達成の進捗状況を審議。安全衛生活動に生かしAEDの操作方法を学ぶ消防訓練の様子110