内外ゴムの今昔

 

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挨拶

変化をチャンスとして今を切り開き未来を創る

代表取締役会長 岡崎 藤雄

当社は、2013(平成25)年7月1日に創業100周年を迎えることが出来ました。これもひとえに皆さまのおかげと心より深く感謝申し上げます。振り返りますと、1913(大正2)年に岡崎忠雄(元神戸銀行頭取)など、神戸財界の有力者により創業、当初より、人力車および自転車タイヤ市場を占有し、第2次世界大戦中は軍需省管理工場として航空機タイヤを生産して参りました。戦後は、ボールや履物等民需品生産に転換し、1972(昭和47)年には、住友ゴム工業株式会社と業務提携し、社会変化や経済変動に耐え、たゆまぬ成長を続けてきました。数々の温かいご支援がなければ100年の歴史を刻むことは出来なかったと思います。

このような長きにわたる当社の歴史を、創業100周年の記念として後世に残すため、「内外ゴム株式会社100周年記念誌」を刊行いたしました。ぜひご高覧頂き、当社グループへの一層のご理解を頂ければ幸いに存じます。また、社員の皆さまには、諸先輩の功績を偲び、教訓を感じ取り、次の100年に向けての知恵と勇気の源として頂きたいと思います。

当社は、今後も成長を続けていくことで社会貢献を果たして参ります。この情報化時代においては、これまで体験したこともないような社会変動や困難を克服し、逆に変化をチャンスとして活かしていくことが必要です。先人達が不屈の精神で逆境を乗り越えて歴史を築きあげてきたように、私たちは、全社一丸となって今を切り開き、未来を創造していきたいと考えています。今後とも皆さまの一層のご支援とご鞭撻をお願いして、ごあいさつとさせて頂きます。

100年の教訓・課題を糧に新たな発展の歴史を

取締役社長 土井 正孝

1913(大正2)年7月に神戸の地で創業して以来、おかげさまで、本年、創業100周年を迎えることが出来ました。この間、戦争や天災、経済情勢の大きな変動に見舞われるなど、幾多の困難に遭いながらも100年の歴史を歩んでくることが出来ました。これは、お客様の永年にわたるご愛顧・ご指導・ご支援の賜物であり、それに応えてきた諸先輩方・全従業員の不断の努力の賜物であります。この場をお借りして、あらためて感謝の意を表したいと思います。

創業100周年を記念いたしまして、この度、「内外ゴム株式会社100周年記念誌」を刊行致しました。これまで歩んできた歴史をあらためて確認することにより、諸先輩方の功績を認識するとともに、ここから学ぶ教訓や課題を次の100年に向けての糧としていきたいと考えています。

今日の世界は、アジアを中心とした新興国の経済的台頭による経済勢力図の変化や地球規模の環境・エネルギー問題を抱え大きな変化を起こしています。また、国内においては今後の人口の減少とともに、急速な高齢化の進展により、我々の置かれた環境は、今までに経験したことのないものとなり、当社の将来は、これまで以上に厳しいものになることが予想されます。こういう時こそ、当社が歩んだ100年の歴史を糧に、諸先輩方に対して恥ずかしくない新たな発展の歴史を、お客様をはじめ、全従業員の力をあわせ築きたいと思っております。今後とも、これまでと変わらないご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。